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プロガイド養成機構

 

2017.7.26

プロガイドの養成

                   公益社団法人 東京都山岳連盟プロガイド養成機構

       
1.背景と概要

 登山人口は近年青少年を中心に急速に増加しております。それにともない、商業ツアー登山や各種講習会の利用が活発になっているほか、グループ等で多人数を率いて登山をしている姿をよく見かけるようになりました。
 こうした状況から、経験や技術レベルの異なる登山者からなるグループ、あるいは個人に対して、技術指導、安全の確保、さらには登山の楽しさを伝えることができるリーダー人材を育成する必要性が高まっております。
 わが国ではこれまで、(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会、(財団)日本体育協会が公認する「山岳指導者制度」や、民間の山岳プロガイドの組織が認定する「山岳ガイド」などが、この任を担ってきました。しかしながら、従来の指導員制度は主に組織内で後進に対して、技術面を中心に教育育成する能力養成を重視した内容でした。そのため、最近の登山者のニーズには十分に応えられていないと考えます。
 また、現在、山岳ガイドの国家資格化を目指す運動もおきております。現在の「指導者制度」内容では、山岳ガイドの必要要件には、不十分なところが多々あります。
 そこで、東京都山岳連盟のガイド養成機構では、安全登山のためのガイド技術と登山者へのホスピタリティを兼ね備えたプロガイドを養成するため、岳連の各委員会の協力を仰ぎ、自然保護・気象・スポーツクライミング・地形読図・医学・レスキュー・雪崩対策などのテーマについて机上ならびに実技研修を行い(実技の技能検定はありませんが、各種体験等は実施します)。総合的な知識醸成・ガイド技術習得のもとにガイド認定を行います。
 従来のガイド認定諸団体とは異なるのは、1回の検定や試験の成績で認定あるいはふるい落とすのでなく、より実践的に各人の能力を伸ばす、人材育成を行うところにあります。
 これからの登山界には、従来の指導員制度で培った登山技術の教育能力をベースにガイド技術・思考を加えた、新しい指導者(ガイド)が安全登山の推進のために必要です。実際、都岳連安全登山教室で現在行っている事業(マウンテンスクール、クライミングスクール、雪山教室、沢登り教室)でも、おおむね80%がガイド技術を必要とする山行です。
 現在の都岳連には各ガイド認定団体の認定ガイドが多数おり、また歴代の実力ある著名なガイドの多くが都岳連加盟団体の出身者です
 都岳連各委員会、ガイド資格保有者の総力を結集したガイド養成機構で教育体制を整え、多くの有為な人材の中から素晴らしいガイドが輩出することと思います。プロガイドとしての活躍を志す 、意欲ある方の参加を希望します。

 

2.プロガイドの定義

プロのガイドとは、対価をいただき、下記の事を満足させてあげるガイドのことをいう
① 山を案内すること
② 山登りを楽しませ、山を好きにさせてあげること
③ 山の技術を教えてあげること 
④ 安全を確保してあげること
⑤ 山岳の自然環境保護を指導すること

 

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3.研修内容

ト レ ッ ク ガ イ ド
専 門 机 上 教 科
【対象者】※下記に該当する者
 ●都岳連加盟団体員
 ●将来、日山協公認山岳指導員・上級指導員資格を
  取得あるいは取得予定者
 ●山行累積日数300日以上
 ●年齢 75歳以下
 ※上記すべてに該当する者

【(参考)ガイド可能範囲】
 無積雪期 一般登山道で実線でしめされたコース。
 但し、厳しい岩場等で転滑落の危険が高い難路は除く。
 例)奥穂高~西穂間 ×、南岳~北穂間 ×、不帰 ×、
 クライミング、氷雪、沢登り等の指導・実践 ×
 積雪期(基本的にピッケルを積極的に使用する所は ×)
 例)北八ヶ岳 〇 奥多摩 〇 秩父 〇
 南八ヶ岳 × 西穂独標 × 雄山 × 富士山 ×
  
注)ガイドでなく、所属山岳会の会山行等で、対価を貰わないのであればどこの山に行っても構いません。対価には、ガイド料・交通費・宿泊費・食費などが含まれます。
☆ プロガイドとしての心構え
☆ プロガイドの法的責任、山岳保険について
☆ ①気象 観天望気について
☆ ①地形図、読図、GPS利用について
☆ ①登山医学 日射病・低体温症等
☆ ①雪崩と回避、遭遇時の対策について
☆ スポーツクライミングについて
☆ 自然保護(自然保護指導員資格取得)
☆ 山検80点以上通信講座(プロフェショナルコース)
専 門 実 技 教 科
☆ ガイドに必要な技術
☆ トレッキングレスキュー 
  ①、②
☆ 体験①クライミングジム
☆ 体験②アイスクライミング
☆ テーピング(足首のテーピング)
☆ ロープの結び方
①エイトノット②クローブヒッチ③ムンターヒッチ④オーバーハンドノット⑤フリクションノット

サ ミ ッ ト ガ イ ド
専 門 机 上 教 科

【対象者】※下記に相当する者 
 ☆ 日山協公認山岳指導員資格以上取得者 
 ☆ ガイドとしての特別な教育を受けたもの 
 ☆ 遭難対策、指導委員会、救助隊隊員の委員で
   ガイド機構の特別研修を受けた者  
   山行日数:指導員受験規定に準じる

【(参考)ガイド可能範囲】 
 無雪期:全ての山岳 〇 
 積雪期:赤岳 
〇 西穂独標 〇  
      岩・氷雪、沢登り等の指導、実践 〇
      岩稜帯の登山八ヶ岳横岳の縦走 ✕

☆ プロガイドの法的責任、山岳保険について
☆ ②気象、観天望気について
☆ ②地形図、読図、GPSの利用について
☆ ②登山医学 凍傷・低体温症
☆ 自然保護(自然保護指導員資格取得)
☆ 山検80点以上通信講座(プロフェショナルコース)
専 門 実 技 教 科
☆ ガイドに必要な技術
☆ フィックスロープ、ショートロープの使い方
☆ ジムにて10aを登れること
☆ アイス実技(体験)
☆ ③レスキュー
☆ 実技研修(都岳連マウンテンスク-ルの講師)

※実技研修は、都岳連マウンテンスクールに実技講師として参加し、受講生7~8人を担当して実際にガイドを行います。

  AGS:(社団)日本アルパインガイド協会 山検:(社団)日本山岳検定協会

エ キ ス パ ー ト ガ イ ド
専 門 机 上 教 科

【対象者】※下記に相当する者 
 ☆ 日山協公認上級指導員 
 ☆ 日山協公認コーチ

【ガイド可能範囲】
季節を問わずすべての山岳においてガイド可能【その他として、各ガイドの養成・指導をします】

☆ 自然保護(自然保護指導員資格取得)
☆ 山検80点以上通信講座(プロフェショナルコース)
専 門 実 技 教 科
☆ ④レスキュー
☆ 実技研修(都岳連のマウンテンスクール・クライミングスクール・雪山教室の講師になってもらいます)

 

免除科目

 ① すでに自然保護指導員の資格を取得している方は、自然保護指導員の資格取得は免除
 ② 実技研修は、旧トレッキングスクール・旧岩登り教室・沢登教室・雪山教室の講師を
      経験した方
 ③ 研修項目でその委員会での専門科目を習得している方は、その科目は免除
 ④ クライミングジムに行っている方(要証明書例えばジムの領収書等)は、体験クライ
      ミング免除
 ⑤ すでに山検のブロンズ以上の資格を持っている方は、山検の通信科目は免除
 ⑥ ガイド機構の特別な研修を受けている方は、ガイドとしての必要な技術は免除
 ⑦ AGSのレスキュー初級有資格者は、トレックガイドのレスキューは免除
 ⑧ AGSのレスキューリーダー有資格者は、サミットガイドのレスキューは免除
 ⑨ AGSのレスキューマスター有資格者は、エキスパートガイドのレスキューは免除

4.各ガイドに共通な事柄

【ガイド資格】
 各ガイド資格は、提出された山行経歴書において、決めさせていただくことがあります。
【ガイドレシオ】
 コース毎にガイドが案内出来る人数、遵守すること。
【保険への加入】
 認定ガイドは個人で顧客を募集ガイドをおこなう場合は、行事主催者賠償責任保険に加入
  を義務付けます。
 注)所属山岳会の会山行等で、対価を伴なわない場合の行動制限は有りません。
   対価とは、ガイド料・交通費・宿泊費・食費などが含まれます。


5.研修とガイド登録にかかる費用

  受 講 料   50,000円
           (講習受講にあたっては別途交通費・宿泊費などが必要です)
  ガイド登録料   3,000円
  更新研修費(年間)3,000円
           (年に1~2回開催、不参加の場合は、除名といたします)
  年 会 費   10,000円
           (14ヶ月以内に支払わない場合は、除名とし、ホームページ
            に記載します。

  ※ガイド業務を行う場合は、この他にガイド用業務保険加入等の費用が発生します。

6.合格後の支給品

 ①各種の認定書
 ②各種のガイド証
 ③都岳連ワッペン2枚
 ④都岳連徽章

7.後援団体
 一般社団法人 日本アルパインガイド協会
 一般社団法人 山岳検定協会
 jRO 日本山岳救助機構合同会社


受講申し込み

7月1日より9月30日までに、申込書を都岳連事務局宛に郵送して ください。

申込書郵送先:
 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-10 パークサイドセブン 2F
 公益社団法人 東京都山岳連盟 事務局

講習スケジュール等の詳細は、受講申込者宛に10月末頃までにお知ら せします。


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プロガイド養成機構 特別研修レポート

プロガイド養成機構主催の 特別研修が丹沢・モミソ谷周辺で開催され、ガイドの装備、ツエルトの使用、フィックスロープの張り方、ショートロープ技術、滑落した登山者の救助など、さまざまな テーマについて実践的な指導 が行われました。

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東京都山岳連盟事務局

〒101-0048
東京都千代田区神田司町2-10
パークサイドセブン2F
Tel.03-3526-2550
(月曜~金曜13:00~17:00)
Fax.03-3526-2551(常時)
E-mail:lej04543@nifty.com

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