秋晴れのもと、中高年安全登山指導者講習会終わる

9月11日から13日までの3日間、東京都・八王子市のわくわくビレッジ高尾をメイン会場に平成27年度中高年安全登山指導者講習会(東日本)が開催されました。
台風の影響で予定通りの実技講習ができるか、また、参加者が参集できるか、当日朝まで心配でしたがそれも杞憂に終わりました。

この行事は、都岳連にとって今年度の最も大切なものであり、指導委員会と遭難対策委員会を中心に1年前から準備を進めてきました。

観天望気、登山の医学、また、事例からの遭難防止など安全登山にかかわる主要なテーマを第一戦で活躍している講師陣から学ぶまたとない機会とあって、参加者の皆様の熱心な受講の様子が印象的でした。特に、2日目は高尾山の城山北東尾根を登りながら実技を通しての地図読みや搬送法の講習を行いました。受講者の皆様からは「もっと詳しいお話を聞きたい」などの声も聞かれ、担当者としてもやりがいを感じた1日となりました。

安全登山の普及は、都岳連の最重要なミッションです。今回のこの事業を通して私たちも多くの知見を得ましたが、今後一層、様々な機会を通して安全登山の普及に尽力して参りたいと思います。

最後になりますが、こうした機会を与えていただいた(独法)国立登山研修所、(公社)日本山岳協会、また60人の受講者の皆様に心から御礼申し上げます。