トレッキングスクールのご案内
輝くばかりの錦秋のカール、樹氷の小径を詰めた先に聳え立つ大氷瀑群、雪解けとともに山頂を埋め尽くして咲き誇る可憐な花々、モルゲンロートで荘厳に染まる岩壁。都会では想像も出来ない光景が山では広がっています。でも、どうやったらたどり着けるのでしょう。最初の一歩を踏み出すのには勇気が必要です。
トレッキングスクールでは、四季折々の絶景の山々を舞台に、登山入門者が山を安全に楽しむための方法を実践的に学んでいきます。
山には登ってみたいがどうしたらよいか分からないという方々、登山経験はあるけれども技術的・体力的に不安な方、単独行に限界を感じた方の参加を歓迎いたします。トレッキングスクールで基本を学んだあとは、マウンテンスクールでさらなるステップアップを目指しましょう。
主催:安全登山教室委員会
チーフリーダー:日高 一郎
マネージャー:遠山 葉子
フィールドリーダー:喜多 由華
フィールドリーダー:三田 英樹
最新情報(7/2更新)
- 秋山編の募集をまもなく開始します。[7/2]
- 秋山編机上1/無料説明会を9/3(水)に開催します(詳細は下記参照)。事前申し込み無しでどなたでも参加可能です。ぜひご検討ください。[7/2]
- 夏山編の募集は終了しましたが、講習によっては追加のお申し込みを受け付けます。応募が間に合わなかった方、ぜひご検討ください。[7/2]
- 厚労省「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について」および都岳連「KP.3流行拡大を踏まえた感染予防対策について」に基づき、基本的な感染対策を行いながら安全・安心な講習会を開催します。[2024/8/20]
夏山編予定表
机上1/無料説明会 6/4(水) | 秋葉原 No.51 | ◎トレッキングスクールについて ◎夏山編の諸注意・夏山の装備・受講申込 |
実技1 6/14(土) 日帰り | 帯那山(1422m) ◎夏山の歩き方入門(装備の使い方、雨対策、危急時対応) | |
机上2 7/2(水) | 都岳連 事務局 | ◎「夏山の気象を先読みする」 |
実技2 7/26(土)・27(日) | 秋田駒ヶ岳(1637m) ◎夏山の歩き方 応用(ペース設定・補給)、自然観察 | |
机上3 8/6(水) | 都岳連 事務局 | ◎熱中症・低体温症 |
実技3 8/30(土)・31(日) | 水ノ塔山(2202m)・篭ノ登山(2227m) ◎夏山の歩き方 発展(稜線歩き)、晩夏の高原植物 |
年間予定表:準備中
夏山編の見どころ
【実技1】夏山編第1回は、山梨百名山/甲府名山の一、帯那(おびな)山から始まります。太良峠をスタートし、水ヶ森林道を少し進んでから登山道に入り、尾根を進みます。見越山付近から徐々に展望が開け、牧場跡地では富士山の大展望が広がります。ここでツェルトを使った緊急避難の方法を学びましょう。満開のアヤメ群生地を観察した後は、最高地点の奥帯那山へ。途中、ロープを使った難所の通過法を学びます。梅雨時、雨に降られるかもしれませんが、雨対策も試してみてください。
【実技2】「みちのく最大級の高山植物を誇る花の山」、秋田駒ヶ岳。東京からはだいぶ離れていますが、登山口の最寄り駅・田沢湖までは新幹線を使えば3時間弱で着いてしまいます。時間と天候が許せば、初日も二日目も、登ってしまいましょう。現在のところ、シャクナゲコース・コマクサコース・馬場の小路コースを巡る高原植物観察ルートと、男女岳(おなめだけ)・男岳(おだけ)・女岳(めだけ)を巡るサミットルートを計画しています。7月下旬だとコマクサのピークからは少し遅れてしまいますが、それでも数多くの花々が迎えてくれることでしょう。
【実技3】2月に白銀の大展望を楽しんだ湯ノ丸山。実技3では季節は違えど、これよりも標高で100m以上も高い、同じ烏帽子火山群の篭ノ登山(かごのとやま)、水ノ塔山(みずのとやま)の山頂から、全アルプスの峰々を楽しみます。初日は車坂峠からスタート。高峰温泉から登山道に入り、水ノ塔山へ。水ノ塔山~東篭ノ登山~西篭ノ登山の間は短いですが爽快な稜線歩き。360度の眺望を楽しみます。兎平に下山後、池ノ平湿原で晩夏の花々を観察してから、湯の丸高原に向かいます。2日目は湯ノ丸山のレンゲツツジ大群落を横目に見ながら、鋭い山容の烏帽子岳に登ります。
秋山編予定表
机上1/無料説明会 9/3(水) | 秋葉原 No.53 | ◎トレッキングスクールについて ◎夏山編の諸注意・夏山の装備・受講申込 |
実技1 9/27(土) 日帰り | 【日向山 1660m】 ◎秋山の歩き方入門(装備の使い方、雨対策、危急時対応) | |
机上2 10/1(水) | 都岳連 事務局 | ◎「難所の通過法」 |
実技2 10/11(土)・12(日) | 【白駒池・双子池・北横岳 2480m】 ◎秋山の歩き方 応用(ペース設定・補給)、山小屋の利用 | |
オプション山行 9/27(土) 日帰り | 【大菩薩嶺 2057m(富士見新道)】 ◎岩稜帯の通過 | |
机上3 11/5(水) | 都岳連 事務局 | ◎テーピング |
実技3 11/8(土)・9(日) | 【王岳(1623m)・鬼が岳(1738m)】 ◎秋山の歩き方 発展(稜線歩き)、晩秋の富士観望 |
秋山編 無料説明会
【机上1/無料説明会】
日時:2025年9月3日(水)19:00~21:00(18:30開場)
会場:ふれあい貸し会議室 秋葉原No.53/Zoom併催
https://fureai.space/list/id/120282
東京都千代田区神田佐久間町2-15 秋葉原加藤ビル 6階
アクセス:東京メトロ日比谷線 秋葉原駅(1番出口徒歩1分)/つくばエクスプレス 秋葉原駅(徒歩3分)/JR中央・総武線 秋葉原駅(昭和口徒歩4分)
事前申込:不要。お気軽にご参加下さい。
【オンライン無料説明会】
日時:2025年9月3日(水)19:00~21:00 または録画視聴
Zoom情報:お申し込みいただいた方にURLをお知らせします。
※無料説明会は、対面会場/オンラインとも内容は同じですが、対面会場では講師が使用する登山装備を手に取って確かめることが出来ます。また、皆さまが使用中の装備を持ってきていただければ、講師からアドバイスさせていただきます。質疑応答も十分に行えますので、対面会場でのご参加を強くおすすめします。
夏山編・秋山編受講料
- スクールコース(3回の実技講習に参加、ただしオプション山行は含みません):
一般 :31,500円(税・保険料込)
都岳連加盟団体員・個人会員、前期より継続受講の方、マウンテンスクール受講者 :29,900円(税・保険料込) - チョイス山行コース(選択参加)(※):
日帰り(実技1):10,500円
1泊2日(実技2,3):各15,700円(税・保険料込) - オプション山行:10,500円(夏山編では設定なし)
- 受講料は消費税と都岳連指定の保険料を含みます。
- 受講料のほか、実技の交通費、宿泊費等が別途必要となります。実技講習費用は当日にお支払いください。
- 実技1実施以後は、受講料は返金できません。
- 「チョイス山行コース」は受講料が割高となります。
※「チョイス山行」コースについて
トレッキングスクールの実技講習の中から行きたい山行を選んで参加することができる「チョイス山行」制度を実施しています。とりあえず1回だけ参加してみたい/前年度のスクールで参加できなかった山に再挑戦したい、という場合にご利用下さい。なお、チョイス山行コースでのご参加でも、机上講習はすべての回に参加可能です。
受講申込/お問い合わせ
- 【受講のお申し込み】下記申込書をメール提出、または説明会会場でご提出ください。
- 【無料説明会Zoom参加のお申し込み/スクールに関するお問い合わせ】下記アドレス宛にご連絡ください。
- 無料説明会ではスクールの内容、必要な装備、安全登山のための諸注意、受講申込方法を説明し、質疑応答を行います。無料説明会後、問題無いようでしたら下記の申込書を使って期日内に受講をお申し込み下さい。説明会前のお申し込みも可能です。
秋山編受講申込書(準備中)【PDF版】【Excel版】
申込書送付先:tmf_trekking@googlegroups.com
トレッキングスクールの基本方針
スクールの運営方針
- 受講者の安全確保を最優先とします
- 道迷いしないように山を案内します
- 安全登山のための技術を説明・指導します
- 山登りを生涯の趣味として続けてもらえるようお手伝いします
- 受講者の安全確保を最優先とします
スクールの対象者
- これから登山を始める方
- 体力的・精神的に自信がない方
- 書籍やネットで知識・装備を調べたが、なかなか学べない初心者の方
- 低山ハイキングからステップアップしたい方
- 年間を通じて山登りを楽しみたい方
- 山登りを一緒に楽しめる友達と出会いたい方
登山に必要な知識と装備、技術
登山に使われる装備は多種多様です。安全登山のために必要な装備、技術と知識(歩き方、状況判断、緊急対応)などを丁寧に説明します。
- 必要な服装や装備の正しい選び方や使い方
- 季節に応じた登山知識や技術
- 「いざ」という時の対処方法
- 山の楽しみ方
実技講習中の安全管理/新型コロナウイルス感染症対策について
- 講師(リーダー)は全員日本スポーツ協会公認スポーツ指導者・東京都山岳連盟認定ガイド資格保有者で登山技術、山岳救助技術を有しています。実技講習ではロープ、登攀具、ツエルト、ガスバーナー、ファーストエイド装備等を用い、 必要に応じて固定ロープを設置する等、万全の安全管理を行います。
- 悪天候やルートの状況によっては途中で下山の判断をする場合があります。講習中は講師の指示に従って行動していただけますよう、ご協力をお願いいたします。
- 実技講習に先立ち、直前の机上講習で詳しい山行説明を行いますので、かならずご参加下さい。
- 厚労省「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について」および都岳連「KP.3流行拡大を踏まえた感染予防対策について」に基づいた感染対策を行い、安全・安心な講習会を開催します。
- マスクの着用は、屋外の実技講習では個人の選択と判断を尊重します。机上講習会など屋内の会議室で行う場合も同様ですが、換気が十分にできない/多人数での会話の機会がある/三密回避が困難などの場合はマスクの着用をお願いすることがありますので、各自でマスクをご持参ください。
- 山岳地帯での感染対策として、手指の消毒、大声での会話をしない、三密回避などにご留意ください。
- ワクチン接種証明や健康観察表の提出は不要ですが、受付時、出発時に体調の確認を行います。
- 山小屋などでの懇親会については、上記に基づいて良識の範囲内で行ってください。
- 山小屋や貸し切りバス、貸し会議室などで感染症対策ルールがある場合は、それに従ってください。
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