都岳連役員の皆さまへの要請「緊急事態宣言のもとでの登山自粛について」

令和2年4月29日
公益社団法人東京都山岳連盟
全ての役員の皆様
公益社団法人東京都山岳連盟
会長 松本 敏

緊急事態宣言のもとでの登山自粛について

令和2年4月7日に緊急事態宣言が発せられ、大規模イベントや外出、都県をまたいでの移動の自粛が要請され、在宅勤務が奨励されています。業種によっては営業の自粛まで要請されています。
こうした未曽有の事態を受け、我々都岳連は、事務局を閉鎖し運営委員会等の全ての会議を行わないこととし、また、登山教室についても全て中止にしています。
これは、都岳連に携わる役員と職員、受講生や関係者の皆様の感染を防止するため、また、我々がサイレントキャリアとなって感染の拡大をしてしまうことを何としても防ぐためでもあります。公益法人としての都岳連が現時点で果たすべき最も重要な社会的な使命と考えています。

社会が平和であってこそ、また、人々が健康で穏やで安定した生活を送れてこそ登山を楽しむことができ都岳連の活動が成り立ちます。
都岳連の運営に携わる理事・監事、部長、局長、委員長、隊長、そして、専門委員、事務局員各位におかれましては、登山を含む不要不急の外出を控え、可能な限り「STAY HOME」を実行し感染防止に全力を尽くしたいと考えます。外出を行うことで誰もが感染の機会を増やし、また誰もが感染させる可能性があることを自覚したいところです。
また、交通事故などを含む万が一の事故、特に山で事故を起こし、山岳救助関係者並びにただでさえひっ迫している医療現場に負荷をかけることは都岳連役員としてあってはならないことです。
この都岳連役員への登山(クライミング含む)自粛要請は、1日も早い新型コロナウイルスの感染拡大の収束を心から願う都岳連から登山者へのメッセージにあわせ、役員各位に理解と協力を強くお願いするものです。

参照「登山者の皆様へ コロナウィルス感染予防のためのお願い」(都岳連HP)
https://www.togakuren.com/info/2020/04/05/cov-d19-4-5/