2002年度第4号(2)

第43回全日大会にむけて実行委員会が始動
「紅葉の峰と清流の里・奥多摩-首都東京の山を歩く-」

全日本登山体育大会(全日大会)は全国の岳人が集い、ともに登山することによって登山技術の向上と交流を図ることを目的として,合わせて相互の親睦を促進しようとする大会です。各地域特有の山や自然を楽しむことも視野に入れ、毎年1回各都道府県岳連が持ちまわりで主管を務め開催されております。今年の42 回大会は長野県山岳協会主管で、白馬岳周辺を会場に8月22日から24日に開催されます。

来年(平成16年)第43回全国登山体育大会は、秋に東京都山岳連盟が主管で、奥多摩を舞台に開催されます。その全日大会にむけて、競技部長の寺内丈行氏を委員長にして実行委員会が作られ活動を開始しました。4月16日に第1回の委員会が開かれ、森谷会長をはじめ十数人の委員が集まり、基本的なことを話し合いました。

まず大会日程は平成16年11月20日から22日の3日問で、大会の規模は参加者300人程度であることを確認しました。そして大会の顔となるスローガンについて、皆で意見を出し合った結果、「紅葉の峰と清流の里・奥多摩-首都東京の山を歩く-」に決定しました。

参加費についてはいろいろ意見がありましたが、内容によって多少の差があるが3万円程度にする。宿舎については奥多摩地区には収容人数の多い宿が無いことから、八王子または立川のホテルを使い、開会式を多摩スポーツ会館体育館、懇親会と閉会式は八王子または立川のホテルでやりたいと寺内委員長から提案があり、その線で業者や地元と交渉に入ることになりました。登山コースについても論議されましたが、つぎの4コースを考えました。

①雲取山コース…三条の湯に泊って三条ダルミから雲取山に登り、七ツ石山経由で鴨沢へ下山
②三頭山コース…都民の森から三頭の大滝経由で三頭山に登り、鞘口峠より都民の森へ下山
③御前山コース…月夜見峠より御前山に登り、体験の森(栃寄)へ下山
④高尾山コース…ケーブルカーを利用して、薬王院経由で高尾山山頂へ登り、稲荷山コースを下山

現在、東京都並びに開催地である市町村への後援依頼を提出し、ほぼ了承を受けています。今年夏までの予定は、7月中に開催要項、案内状を作成し、今年8月22日から開催される全日長野大会々場で参加者に配布できる準備を行います。

また、協賛会社なども募りたいと考えています。長野大会には実行委員の何人かを派遣し、細かい部分について調査する予定です。実行委員会も、主なメンバーしか決まっていないので,手伝って下さる方を募ろうなどの事柄を確認しました。次回の実行委員会は5月16日に開催されます。

今後、具体的な準備が進んで行くうちに、理事や専門委員の方々をはじめ各加盟団体の皆様や個人会員の方々にいろいろな面でご協力を仰ぐことになる事と思います。都岳連全体の力を合わせて無事に大会が運営され、全国から参加される方々に東京の山の良い思い出を持ち帰って頂けるようご協力ご支援をよろしくお願い申し上げます。また、現段階でご意見やご提言のある方はぜひ、実行委員会までお申し出下さい。

(文責:本木總子)

実行委員会の主なメンバー(4月現在)
委員長 寺内丈行
副委員長 坂上利明 波木正司 本木總子
事務局長 宮地由文
副局長 砂田定夫
宿泊・輸送部長 佐藤 旺
副部長 大澤康雄
通信部長 山本春雄
登山部長 加藤秀夫
副部長 磯建二
登山リーダー 石原千秋 鈴木正幸 島津好男 永井豊 福田博信
藤井謙昌 小尾健一